片側だけのピリピリした痛みと水ぶくれ…「帯状疱疹」は72時間以内の受診がカギ!専門医が解説

「体の右側(または左側)だけがピリピリ、チクチク痛む」「痛いと思っていた場所に、赤いブツブツや小さな水ぶくれが帯状に出てきた」とお悩みではありませんか?それは単なるかぶれや虫刺されではなく、ウイルスが神経を攻撃する「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の可能性が極めて高い状態です。

こんにちは、東京駒込皮膚科クリニック院長の山田貴博です。当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分にあり、豊島区・文京区・北区にお住まいの皆様の「肌のホームドクター」として診療を行っております。帯状疱疹は、治療の開始が遅れると、一生残る激しい神経痛(帯状疱疹後神経痛)に悩まされる恐ろしい病気です。発疹が出てから「72時間以内」に抗ウイルス薬を飲み始めることが重症化を防ぐタイムリミットとなります。「ただの湿疹かな?」と迷わず、今すぐ当院へご相談ください。

【秒速トリアージ】その症状、放置で大丈夫?今すぐ受診すべきサイン

痛みや発疹の状態から、受診の緊急度を判定します。まずはご自身の体をご確認ください。

【今すぐ受診】

  • 顔(おでこ、目の周り、耳の周り)にピリピリした痛みと水ぶくれが出ている。 (※角膜炎による視力低下や、難聴・顔面神経麻痺を引き起こす危険があり、一刻も早い治療が必要です。)
  • 体の片側(胸、背中、お腹など)に沿って、ズキズキ・刺すような激しい痛みと赤い発疹がある。
  • 痛みが強くて夜も眠れない。

【早めに皮膚科へ】

  • 上記と同様

【様子見・早めの相談】  

  • 痛みが全くなく、両腕や両足にポツポツと赤い湿疹がある。
  • 数時間で出たり消えたりするみみず腫れがある。
  • ※これらは帯状疱疹ではなく、じんましんやかぶれなどの可能性がありますが、不安な場合は皮膚科で正確な診断を受けましょう。

即回答!帯状疱疹の「よくある疑問」

  • 患者様からよくいただく3つの疑問に、結論ファーストでお答えします。

    • 家族や子供にうつりますか? 帯状疱疹としてうつることはありません。ただし、過去に「水ぼうそう」にかかったことがない人(特に乳幼児)には、水ぶくれの液に触れると「水ぼうそう」としてうつる可能性があります。水ぶくれがかさぶたになるまでは、タオルの共有などを避けてください。
    • なぜ「72時間以内」に病院に行かないとダメなのですか? 帯状疱疹のウイルスの増殖は、発疹が出てから数日間がピークだからです。このピークの期間(72時間以内)に「抗ウイルス薬」を飲んでウイルスの増殖を食い止めないと、神経がボロボロに破壊され、後遺症(一生続く痛み)が残る確率が跳ね上がってしまいます。
    • 昔、水ぼうそうになったから免疫があるはずでは? 実は、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは退治されたわけではなく「神経の奥深く(神経節)」に冬眠するように隠れ潜んでいます。加齢や疲労で免疫力が落ちると、再び目を覚まして帯状疱疹として暴れ出すのです。

【専門医の解説】帯状疱疹の原因とやってはいけないこと

帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)」が原因で起こります。50歳以上の方に多く見られますが、過労やストレス、睡眠不足、病気後などで免疫力が落ちていると、20代〜30代の若い方でも発症します。体の左右どちらか片側の神経に沿って、帯状に赤い発疹と水ぶくれが現れるのが最大の特徴です。

絶対にやってはいけない「禁忌(きんき:やってはいけないこと)」は、「痛いからといって患部を冷やすこと」「水ぶくれを自分で潰すこと」です。 帯状疱疹の痛みは神経痛であるため、冷やすと血管が収縮して血流が悪くなり、かえって痛みが強くなります(温めるのが正解です)。また、水ぶくれを潰すと細菌が感染し、痕(瘢痕)が残りやすくなります。

私はこれまで中核病院等で数多くの難治性疾患を診てまいりましたが、帯状疱疹ほど「初動の早さ」がその後の生活の質(QOL)を左右する病気はありません。視診で迅速に診断し、即座に治療を開始することが当院のこだわりです。

【鑑別疾患比較表】帯状疱疹と似た皮膚病の違い

「赤いブツブツ・水ぶくれ」が出る代表的な病気の違いを表で確認しましょう。

病名

症状・痛みの特徴

出る場所・広がり方

帯状疱疹

ピリピリ・ズキズキした神経痛を伴う水ぶくれ

体の片側のみに、帯状に広がる

単純ヘルペス

ムズムズ・チクチクした軽い違和感と水ぶくれ

唇の周りや性器周辺など、ごく狭い範囲

接触皮膚炎(かぶれ)

かゆみ・ヒリヒリ感を伴う赤みや水ぶくれ

原因物質が触れた場所(両側にも出る)

虫刺され

強いかゆみを伴う赤いブツブツや腫れ

刺された場所に単発、または数個散らばる

じんましん

強いかゆみ、蚊に刺されたようなみみず腫れ

数時間〜24時間以内に消え、場所が移動する



当院の「こだわりの治療」と処方の考え方

帯状疱疹の治療は、「ウイルスの増殖を抑えること」と「痛みを和らげること」の2本柱で行います。

① 抗ウイルス薬(最も重要) これが治療の主役です。発症から72時間以内に内服を開始します。当院では、患者様の年齢や腎機能、ライフスタイルに合わせて、1日1回で済む新しいお薬(アメナリーフ)や、従来から実績のあるお薬(バルトレックス、ファムビルなど)を適切に処方します。※重症化リスクが高い場合は、入院しての点滴治療(アシクロビル等)が必要になるため、連携病院へ速やかにご紹介します。

② 鎮痛薬(痛みの緩和) 一般的な痛み止め(ロキソニンやカロナール等)に加え、神経のダメージによる特有のビリビリした痛み(神経障害性疼痛)が強い場合は、専用の痛み止め(リリカ、タリージェ、サインバルタ等)を併用し、痛みのストレスを最小限に抑えます。

③ 外用薬(塗り薬) 水ぶくれの炎症を抑えたり、細菌の二次感染を防ぐための軟膏を処方します。

経過シミュレーション:初診から完治まで

  • 帯状疱疹の一般的な時系列のイメージです。

    • 【発症数日前〜初期】 皮膚に発疹はないのに、体の片側だけがピリピリ・チクチク痛んだり、違和感が出たりします(前駆痛)。その後、赤い発疹が現れます。このタイミングでの受診がベストです。
    • 【数日〜1週間後(ピーク)】 赤い発疹の上に小さな水ぶくれが多発し、痛みが最も強くなります。処方された抗ウイルス薬(通常7日間分)を必ず最後まで飲み切ってください。途中でやめるとウイルスが再び増殖します。
    • 【2〜3週間後(回復期)】 水ぶくれが黒いかさぶたになり、ポロポロと剥がれ落ちて皮膚が治癒します。
    • 【その後(帯状疱疹後神経痛:PHNの注意)】 皮膚が綺麗になっても痛みが続く場合は、神経が傷ついたことによる後遺症(PHN)です。数ヶ月〜年単位で続くことがあるため、神経痛専用のお薬で根気よく痛みをコントロールしていきます。

よくあるご質問

  • Q1. 帯状疱疹のワクチン(予防接種)があると聞いたのですが。
    • A1. はい、50歳以上の方を対象とした帯状疱疹ワクチンがあります。発症リスクを大幅に下げ、万が一発症しても後遺症(神経痛)を劇的に軽くする効果があります。過去に帯状疱疹にかかったことがある方でも再発予防のために接種が推奨されていますので、ご相談ください。
  • Q2. お風呂には入ってもいいですか?
    • A2. はい、入浴して体を温めると血流が良くなり、神経痛が和らぐためおすすめです。ただし、水ぶくれをゴシゴシこすらないようにし、石鹸を泡立てて優しく手で洗い流してください。
  • Q3. 仕事や運動はしてもいいですか?
    • A3. 帯状疱疹は「体が疲れ切って免疫が落ちている」というSOSのサインです。発症後1週間程度は、激しい運動や残業などは避け、十分な睡眠と栄養をとって安静に過ごすことが回復への近道です。
  • Q4. 痛くてたまらないのですが、予約なしでも診てもらえますか?
    • A4. スマホから「24時間Web予約」が可能ですが、帯状疱疹は時間との勝負(72時間以内)です。予約枠が埋まっている場合でも、直接ご来院いただくかお電話でお知らせいただければ、急を要する状態として可能な限り配慮いたします。
  • Q5. 巣鴨や田端から通いたいのですが、アクセスはどうですか?
    • A5. 当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分です。巣鴨駅・田端駅からは山手線でわずか1駅(約2分)です。痛みが強くて長距離を歩くのがつらい時でも、非常に通いやすい好立地となっております。

口コミへのご協力のお願い

  • クリニック名: 東京駒込皮膚科クリニック
  • 住所: 東京都豊島区駒込2-15-8 駒込ビル2F(豊島区・文京区・北区の境界、駒込駅すぐ)
  • アクセス: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」北口・5番出口から徒歩1分
  • 予約方法: 24時間いつでもネットからWEB予約が可能

当院では、寝不足で辛い思いをされている方が「来てよかった、今夜から眠れそう」と安心していただけるよう、親身な診察を心がけています。もし当院の治療でお悩みが軽くなりましたら、励みになりますので、ぜひ[Googleマップへの温かい口コミ・レビュー]へご協力いただけますと幸いです。

この記事のまとめ

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、過去に感染した水ぼうそうのウイルスが、免疫力の低下をきっかけに再び暴れ出す病気です。体の片側だけにピリピリとした激しい神経痛と、帯状の赤いブツブツや水ぶくれが現れます。治療の最大のポイントは「発疹が出てから72時間以内」に抗ウイルス薬を飲み始めることです。受診が遅れると、一生残る激しい痛み(帯状疱疹後神経痛)に苦しむリスクが高まります。東京駒込皮膚科クリニックでは、豊富な臨床経験を持つ山田院長のもと、迅速な診断と最新の抗ウイルス薬・鎮痛薬の処方で、重症化と後遺症を全力で防ぎます。駒込駅徒歩1分。「片側だけが痛い」「赤いブツブツが出た」と思ったら、我慢したり冷やしたりせず、今すぐ当院へお越しください。

【クリニック情報】

場所: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」徒歩1分