「ニキビを早く治したい」
「市販薬を使っているのに、また同じ場所にできる」
「赤いニキビを潰したらニキビ跡になってしまった」
ニキビは身近な肌トラブルですが、実は尋常性痤瘡という皮膚の病気です。
特に赤く腫れたニキビや膿をもったニキビを繰り返している場合、自己流のケアだけでは十分に改善できないことがあります。
一方、現在の皮膚科では、アダパレンや過酸化ベンゾイルなど、ニキビの原因に合わせた治療が行われています。
大切なのは、単に「今あるニキビを消す」ことだけではありません。
炎症を早く抑え、ニキビ跡をできるだけ残さず、新しいニキビを繰り返さない状態を目指すことが重要です。
この記事では、ニキビを早く治す方法から、市販薬と皮膚科の薬の違い、保険診療、ニキビを潰してはいけない理由、ニキビ跡を防ぐ方法まで、皮膚科専門医の視点から詳しく解説します。
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早めに皮膚科を受診したいニキビ
赤いニキビや膿ニキビを繰り返しているなら、早めの皮膚科受診がおすすめです。
次のような場合は、一度ご相談ください。
- 赤く腫れたニキビが増えている
- 膿をもったニキビが複数ある
- 大きく硬いしこりのようなニキビがある
- 同じ場所に繰り返しニキビができる
- ニキビ跡が増えている
- 市販薬を使っても改善しない
- 数週間たっても治らない
- ニキビが気になって人前に出るのが嫌になる
ニキビは、炎症が強くなるほどニキビ跡につながる可能性があります。
そのため、「もう少し様子を見よう」と長期間放置しないことが大切です。
すぐに診断を受けたほうがよいケース
ニキビだと思っていても、別の皮膚病が隠れていることがあります。
- 強い痛みがある
- 急激に広がった
- 強いかゆみがある
- 胸や背中に一気に増えた
- 市販のニキビ薬を使って悪化した
- 同じ場所に痛いしこりを繰り返す
このような場合は、ニキビ以外の病気も考えて診察します。
ニキビを早く治すには?まず「潰さない」ことが大切
ニキビを早く治したいときほど、自分で潰さないことが大切です。
指や爪でニキビを押すと、皮膚を傷つけて炎症を悪化させることがあります。
また、強く圧迫すると周囲の組織にもダメージが加わり、ニキビ跡につながる可能性があります。
「膿がたまっているから、出したほうが早く治りそう」
と思うかもしれません。
しかし、自己流で潰すのと、皮膚科で行う処置は別物です。
皮膚科では必要に応じて、専用の器具を使って毛穴の内容物を取り除く面皰圧出を行うことがあります。
面皰とは、毛穴に皮脂や角質が詰まった状態です。
日本皮膚科学会でも、面皰圧出はニキビ治療の選択肢として位置づけられています。
ニキビは市販薬だけで治る?
軽いニキビなら市販薬で改善することもありますが、繰り返すニキビには皮膚科治療を検討しましょう。
市販薬には、ニキビの炎症を抑える成分やアクネ菌に作用する成分などが含まれています。
ただし、
- 赤ニキビが多い
- 膿ニキビがある
- ニキビが何度も再発する
- ニキビ跡ができている
- 市販薬を使っても改善しない
という場合には、単純なスキンケアだけでは不十分なことがあります。
皮膚科では、ニキビの種類や炎症の程度を確認したうえで、必要な薬を選択できます。
市販薬と皮膚科の薬は何が違う?
皮膚科では、ニキビの状態に合わせて治療薬を組み合わせられる点が大きな違いです。
ニキビには、
- 毛穴の詰まり
- 皮脂
- アクネ菌
- 炎症
など複数の要素が関係しています。
そのため、「殺菌するだけ」「皮脂を取るだけ」では十分でない場合があります。
皮膚科では、例えば毛穴の詰まりを改善する薬と、炎症を抑える薬を組み合わせて治療することがあります。
皮膚科のニキビ治療|保険診療で何ができる?
ニキビには、健康保険が適用される標準的な治療があります。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、ニキビの状態に応じて、アダパレン、過酸化ベンゾイル、両者の配合薬、抗菌薬などが推奨されています。
代表的な治療は次のとおりです。
治療 | 主な働き | 主に使われる状態 |
アダパレン | 毛穴の詰まりを改善 | 白・黒ニキビなど |
過酸化ベンゾイル | 毛穴詰まり改善・抗菌作用 | 白・黒・赤ニキビ |
アダパレン+過酸化ベンゾイル | 毛穴詰まり+抗菌作用 | 幅広いニキビ |
抗菌薬の塗り薬 | 炎症を抑える | 赤ニキビなど |
抗菌薬の飲み薬 | 炎症を抑える | 炎症が強い場合 |
面皰圧出 | 毛穴の内容物を取り除く | 面皰 |
実際には、ニキビの種類や数、炎症の程度などを見ながら治療を組み合わせます。
ニキビの薬はいつ効く?
ニキビ治療は、1〜2回薬を塗っただけですべて治るものではありません。
ニキビは新しくできる過程が続いているため、治療開始後もしばらく新しいニキビができることがあります。
ここで、
「薬が効いていない」
と自己判断して中止してしまうのは避けたいところです。
薬によっては、使い始めに乾燥や刺激感が出ることもあります。
使用方法に不安がある場合や刺激が強い場合は、自己判断で中断するのではなく医師へ相談してください。
ニキビを早く治したい人がやってはいけない5つのこと
1.ニキビを潰す
ニキビ跡につながる可能性があるため、自分で潰すのは避けましょう。
2.何度も洗顔する
洗顔のしすぎは皮膚への刺激になります。
朝晩を基本に、強くこすらず洗いましょう。
3.スクラブでゴシゴシこする
物理的な刺激で炎症が悪化することがあります。
4.薬を自己判断で大量に塗る
薬は量を増やせば効果が強くなるとは限りません。
刺激症状が強くなることもあります。
5.ニキビが治ったらすぐ治療を全部やめる
再発を防ぐための維持治療が必要な場合があります。
ニキビがあるときの正しいスキンケア
ニキビ肌でも、洗浄と保湿を適切に行うことが大切です。
洗顔
洗顔料をよく泡立て、肌をこすらず洗います。
保湿
「ニキビがあるから保湿しない」という方法はおすすめできません。
乾燥によって肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすくなることがあります。
化粧品
肌に合わない化粧品でニキビが悪化することもあります。
新しい化粧品を複数同時に変更するのではなく、肌の状態を見ながら選びましょう。
日焼け対策
炎症後の色素沈着を防ぐためにも、日焼け対策を行いましょう。
ニキビ跡を残さないためには?
ニキビ跡を防ぐには、炎症を長引かせないことが重要です。
ニキビ跡には、
- 赤み
- 茶色い色素沈着
- 凹み
- 盛り上がった瘢痕
などがあります。
特に、皮膚が凹んでしまうタイプのニキビ跡は、改善に時間がかかることがあります。
そのため、
「ニキビ跡ができてから治療する」のではなく、「ニキビ跡を作らないように早めにニキビを治療する」
ことが重要です。
赤ニキビや膿ニキビを繰り返している方は、早めに皮膚科へご相談ください。
ニキビと間違えやすい病気にも注意
ニキビに見えても、実際には別の皮膚疾患の場合があります。
例えば、
症状 | 考えられる病気 |
胸・背中に細かいブツブツ | マラセチア毛包炎など |
強いかゆみを伴う | 毛包炎など |
同じ場所に痛いしこりを繰り返す | 化膿性汗腺炎など |
赤みが長期間続く | 酒皶など |
化粧品使用後に急に悪化 | 接触皮膚炎など |
特に、ニキビ治療薬を使っているのに改善しない場合は、診断そのものを見直す必要があります。
皮膚科では、必要に応じて顕微鏡検査などを行い、ニキビと似た病気を鑑別します。
駒込でニキビ治療なら東京駒込皮膚科クリニックへ
「ニキビくらいで皮膚科に行くのは大げさかな」
そう思っている方もいるかもしれません。
しかし、ニキビは皮膚科で治療できる病気です。
特に、
- ニキビが繰り返す
- 赤ニキビが増えてきた
- 膿ニキビがある
- ニキビ跡が増えてきた
- 市販薬で改善しない
という場合は、早めにご相談ください。
当院は、駒込駅(JR山手線・東京メトロ南北線)徒歩1分の皮膚科です。
豊島区駒込、文京区、北区をはじめ、巣鴨、田端、本駒込周辺からも通いやすい立地です。
仕事帰りや学校帰り、お買い物ついでにも受診しやすい環境を整えています。
また、24時間Web予約にも対応しています。
「ニキビが治らない」
「市販薬を使っても繰り返す」
「ニキビ跡を残したくない」
そんなときは、一人で悩まずご相談ください。
まとめ|ニキビは「早く治す」だけでなく「繰り返さない」ことが大切
ニキビは、尋常性痤瘡という皮膚の病気です。
赤ニキビや膿ニキビを繰り返している場合は、早めに皮膚科へ相談しましょう。
ニキビを自分で潰すと、炎症やニキビ跡につながる可能性があります。
皮膚科では、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの保険診療による治療が行われています。
炎症が強い場合には、抗菌薬を組み合わせることもあります。
ニキビが治った後も、再発を防ぐための維持療法が重要です。
ニキビ跡を残さないためにも、炎症性ニキビを長期間放置しないことが大切です。
駒込駅徒歩1分の東京駒込皮膚科クリニックでは、ニキビの診察・治療を行っています。
豊島区駒込、文京区、北区、巣鴨、田端、本駒込周辺で「ニキビを治したい」「市販薬で治らない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。