背中や胸のブツブツはニキビじゃない?「マラセチア毛包炎」の原因と治療法を専門医が解説

「背中や胸に赤いブツブツがたくさんできた」「市販の背中ニキビ用のスプレーを使っているのに、かゆみも赤みも全然治らない」とお悩みではありませんか?それはニキビではなく、皮膚のカビが原因で起こる「マラセチア毛包炎(もうほうえん)」かもしれません。

こんにちは、東京駒込皮膚科クリニックの院長です。当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分にあり、豊島区・文京区・北区の境界という好立地です。ニキビだと思い込んで間違ったケアを続けると、跡が残ったりさらに悪化したりしてしまいます。お仕事帰りやジムの帰りに、サクッと当院へご相談いただき、正しい診断でツルツルの肌を取り戻しましょう。

【秒速トリアージ】その症状、放置で大丈夫?今すぐ受診すべきサイン

ブツブツの状態から、受診の緊急度を判定します。まずはご自身のお肌をご確認ください。

  • 【今すぐ受診】
    • ツブツがジュクジュクとただれ、水ぶくれが破れて急速に周囲に広がっている(「とびひ」などの細菌感染の疑いがあります)。
  • 【早めに皮膚科へ】
    • 背中、肩、胸などに赤いブツブツや膿(うみ)が多数あり、強いかゆみを伴う。
    • 市販のニキビ薬を使っても全く改善しない、むしろ悪化している。
    • 過去にステロイドの塗り薬を長期間使っていた部位にブツブツが出てきた。
  • 【様子見・早めの相談】
    • 汗をかいた後などに数個の赤いブツブツができたが、かゆみはなく、清潔にしていると消えた。
    • ※数が増えてくるようであれば、早めに受診してください。

即回答!マラセチア毛包炎の「よくある疑問」

患者様からよくいただく3つの疑問に、結論ファーストでお答えします。

  • ニキビとは違うんですか?
    違います。ニキビは「アクネ菌(細菌)」が原因ですが、マラセチア毛包炎は「マラセチア(カビの一種)」が原因です。そのため、ニキビの薬では治りません。
  • カビということは、人にうつるの?
    人にはうつりません。マラセチアは、健康な人の皮膚にも普段から住み着いている「常在菌」です。自分の皮脂や汗などの環境が原因で、一時的に異常増殖しているだけです。
  • ボディクリームは塗ってもいい?
    オイル系(油分が多い)のボディクリームは控えてください。マラセチアは油分(皮脂)をエサにして増殖するため、油分の多いスキンケアは症状を悪化させます。

【専門医の解説】マラセチア毛包炎の原因とやってはいけないこと

マラセチア毛包炎は、高温多湿の環境や、汗、多量の皮脂によって、毛穴(毛包)の中でマラセチア菌が異常に増殖して炎症を起こす病気です。夏場や、ジョギング・ジムなどで汗をかいたままのTシャツを長時間着ていた時などによく発症します。

絶対にやってはいけない「禁忌(きんき:やってはいけないこと)」は、自己判断で「市販のニキビ薬」や「ステロイドの塗り薬」を使い続けることです。特にステロイドは皮膚の免疫を下げてしまうため、カビであるマラセチアがさらに爆発的に増えてしまいます。

当院のこだわりは、見た目だけでニキビと決めつけず、「真菌鏡検(KOH法)」を行うことです。ブツブツの表面を少しだけこすり取り、顕微鏡でマラセチア菌がいるかをその場で確認することで、確実な診断と治療に繋げます。

【鑑別疾患比較表】マラセチア毛包炎と似た病気の違い

体にできるブツブツの違いを表で確認しましょう。

項目

マラセチア毛包炎

尋常性ざ瘡(ニキビ)

汗疹(あせも)

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

主な原因

マラセチア(真菌・カビ)

アクネ菌(細菌)

汗の出口の詰まり

毛穴の角質の詰まり(体質)

見た目の特徴

均一な赤いブツブツ、膿

芯のある白・黒・赤ニキビが混在

細かい赤いブツブツ、水ぶくれ

ザラザラとした茶・赤のブツブツ

かゆみ・痛み

かゆみを伴うことが多い

痛みはあるが、かゆみは少ない

強いかゆみがある

かゆみも痛みもほとんどない

できやすい場所

背中、肩、胸(顔には少ない)

顔、胸、背中

首周り、肘の内側など汗をかく場所

二の腕の外側、太もも



当院の「こだわりの治療」と処方の考え方

当院では、原因がカビ(真菌)であるため、ニキビ治療薬ではなく「抗真菌薬」を中心とした治療を行います。

基本となるのは、マラセチアの増殖を抑える「抗真菌薬の塗り薬(ケトコナゾールやルリコナゾールなど)」です。1日1〜2回、根気よく塗布していただきます。広範囲で塗り薬だけでは追いつかない場合や、中等症以上で何度も再発を繰り返す方には、「抗真菌薬の飲み薬(イトラコナゾールなど)」を短期間併用して、体の内側からもカビを退治します。

医師としての私の主観ですが、この病気は「薬を塗りながら、汗を放置しない生活」を徹底することが最大の特効薬です。運動後はすぐにシャワーを浴びる、通気性の良い肌着に変えるといった工夫が再発防止に直結します。

経過シミュレーション:初診から完治まで

  • 治療を開始した場合の、一般的な時系列のイメージです。

    • 【初診(1日目)】
      顕微鏡検査(KOH法)でマラセチア菌を確認します。抗真菌薬の塗り薬(重症の場合は飲み薬も)を処方し、ご自宅でのスキンケアを指導します。
    • 【1〜2週間後】
      お薬が効いてくると、新しいブツブツができなくなり、かゆみや赤みが徐々に引いてきます。
    • 【数週間〜1ヶ月後(継続期)】
      見た目が綺麗になっても、毛穴の奥に菌が潜んでいることがあるため、医師の指示があるまでは自己判断で薬をやめず、しっかり塗り続けることが再発を防ぐポイントです。

よくあるご質問

  • Q1. 体を洗う時、気をつけることはありますか?
    • A1. ゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で優しく洗ってください。市販の「抗真菌成分(ミコナゾールなど)」が含まれたボディソープを併用するのも予防として効果的です。
  • Q2. 治った後の茶色い跡(色素沈着)は消えますか?
    • A2. 炎症が治まれば、肌のターンオーバーとともに数ヶ月〜半年かけて少しずつ薄くなっていきます。日焼けをしないよう注意してください。
  • Q3. 子供の背中にもできますか?
    • A3. 比較的皮脂の分泌が活発になる思春期以降〜大人に多いですが、汗をかきやすい環境であればお子様にも発症することはあります。
  • Q4. 忙しいのですが、Web予約は可能ですか?
    • A4. はい、スマホから「24時間Web予約」が可能です。当院は平日の夜19時まで診療しておりますので、お仕事帰りでも待ち時間を減らしてスムーズに受診いただけます。
  • Q5. 巣鴨や田端から通いたいのですが、アクセスはどうですか?
    • A5. 当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分です。巣鴨駅・田端駅からは山手線でわずか1駅(約2分)ですので、近隣エリアから非常に通いやすい好立地となっております。

口コミへのご協力のお願い

  • クリニック名: 東京駒込皮膚科クリニック
  • 住所: 東京都豊島区駒込2-15-8 駒込ビル2F(豊島区・文京区・北区の境界、駒込駅すぐ)
  • アクセス: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」北口・5番出口から徒歩1分
  • 予約方法: 24時間いつでもネットからWEB予約が可能

当院では、寝不足で辛い思いをされている方が「来てよかった、今夜から眠れそう」と安心していただけるよう、親身な診察を心がけています。もし当院の治療でお悩みが軽くなりましたら、励みになりますので、ぜひ[Googleマップへの温かい口コミ・レビュー]へご協力いただけますと幸いです。

この記事のまとめ

背中や胸にできる赤いブツブツ「マラセチア毛包炎」は、ニキビではなく、皮膚に常在するカビ(マラセチア菌)が毛穴で増殖して起こる病気です。汗や皮脂の多い環境で悪化し、ニキビの薬や市販のステロイドを塗るとかえって悪化するため注意が必要です。東京駒込皮膚科クリニックでは、その場でカビの有無を調べる顕微鏡検査を行い、的確な「抗真菌薬」による治療をご提案します。駒込駅徒歩1分、24時間Web予約完備で通いやすい環境です。治らない背中や胸のブツブツ、かゆみにお悩みの方は、自己流のケアを続ける前にぜひ当院へご相談ください。

【クリニック情報】

場所: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」徒歩1分