「生まれた時は綺麗だったのに、生後数週間で急に赤いアザが出てきた」「いちごのように赤く盛り上がり、どんどん大きくなっていて将来が心配」とお悩みの親御さん、不安な毎日をお過ごしのことと思います。それは赤ちゃんの肌にできる良性の腫瘍「乳児血管腫(いちご状血管腫)」かもしれません。
こんにちは、東京駒込皮膚科クリニックの院長です。当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分にあり、豊島区・文京区・北区にお住まいの子育て世代のご家族に多くご来院いただいております。いちご状血管腫は「そのうち自然に消えるから」と昔は放置されることが多かった病気ですが、現在はよく効くお薬が登場し、積極的に治療して綺麗な肌を守る時代へと変化しています。お子様の大切なお肌のために、お買い物帰りやベビーカーのお散歩ついでに、ぜひ当院へご相談ください。
【秒速トリアージ】その症状、放置で大丈夫?今すぐ受診すべきサイン
赤いアザの場所や状態から、受診の緊急度を判定します。まずはお子様のお肌をご確認ください。
【今すぐ受診】
- アザが「目、鼻、口、耳」のすぐ近くにある(視力の発達や呼吸、授乳に悪影響を及ぼす恐れがあるため、早期治療が必要です)。
- 赤いふくらみが、数週間で急速に大きくなっている。
- 表面がただれてジュクジュクしている、または出血を繰り返している。
- 女の子の顔の中心など、将来の見た目(傷跡)が強く懸念される部位にある。
【早めに皮膚科へ】
- 上記と同様
【様子見・早めの相談】
- お腹や背中などに小さな赤いふくらみがあり、大きさはあまり変わっていない。
- ※多くは自然に退縮(しぼむこと)しますが、治療のベストタイミングを逃さないためにも、一度皮膚科で正確な診断を受けることをおすすめします。
即回答!乳児血管腫の「よくある疑問」
親御さんからよくいただく3つの疑問に、結論ファーストでお答えします。
- 放っておいても自然に消えますか?
はい、約90%以上のいちご状血管腫は、特別な治療をしなくても小学校に入学する(7歳)頃までに自然に目立たなくなります。しかし、大きくなりすぎると消えた後に「皮膚のたるみ」や「シワ」といった跡が残ることがあります。 - 生まれた時はなかったのに、病気ですか?
いちご状血管腫の特徴です。生まれた時は何もなく、生後1〜4週頃に赤い点として現れ、その後急速に大きくなるのが一般的な経過です。「妊娠中の過ごし方が悪かったのでは」と自分を責める必要は全くありません。 - 飲み薬で治るって本当ですか?
本当です。現在は「ヘマンジオルシロップ」という血管腫専用のよく効く飲み薬があり、早期(生後1ヶ月以降〜)に開始することで、血管腫を素早く小さくし、将来の傷跡を防ぐことができます。
- 放っておいても自然に消えますか?
【専門医の解説】乳児血管腫の原因とやってはいけないこと
乳児血管腫(いちご状血管腫)は、未熟な毛細血管が皮膚の中で異常に増殖してしまうことで起こる良性の腫瘍です。早産児や低出生体重児、女の子にやや多く見られます。表面が赤く盛り上がるタイプ(浅在型)と、皮膚の下が青っぽく腫れるタイプ(深在型)があります。
絶対にやってはいけない「禁忌(きんき:やってはいけないこと)」は、「顔の目立つ場所や、目の近くにあるのに自己判断で様子を見過ぎること」です。視覚の邪魔になると、将来的に弱視(目が悪くなること)などの深刻な機能障害を残す恐れがあります。
当院のこだわりは、初診時に「視診(見た目の確認)」と「エコー検査」を用いて血管腫の深さや広がりを痛みのない方法で正確に評価し、「自然に消えるのを待つべきか」「今すぐ積極的な治療を開始すべきか」の正しい方針をご家族と一緒に決定することです。
【鑑別疾患比較表】いちご状血管腫と似た足の病気の違い
赤ちゃんにできる代表的なアザの違いを表で確認しましょう。
項目 | 乳児血管腫(いちご状) | 単純性血管腫 | サーモンパッチ | 蒙古斑(もうこはん) |
主な原因 | 毛細血管の異常な増殖 | 毛細血管の奇形 | 毛細血管の拡張 | メラニン色素の沈着 |
いつからあるか | 生後1〜4週頃から現れる | 生まれつきある | 生まれつきある | 生まれつきある |
見た目の特徴 | いちごのように赤く盛り上がる | 平らで赤ワイン色 | おでこやうなじの平らな薄い赤み | お尻や背中の青いアザ |
自然に消えるか | 7歳頃までに多くが消える | 一生消えない(レーザー治療が必要) | 1〜2歳頃までに自然に消える | 10歳頃までに自然に消える |
当院の「こだわりの治療」と処方の考え方
いちご状血管腫の治療は、「機能障害(視力など)の予防」と「将来の整容面(見た目の傷跡)」を考慮して選択します。
① 内服薬(第一選択:プロプラノロール)
大きくなるスピードが速い場合や顔にある場合、「ヘマンジオルシロップ」というお薬を1日2回飲ませます。血管を収縮させて劇的に腫瘍を小さくします。※低血糖などの副作用を防ぐため、導入時は連携する小児専門病院等にご紹介して入院下で開始することがあります。
② 外用薬(塗り薬による治療)
小さくて薄い血管腫には、点眼薬(チモロール)を綿棒で1日2回塗布する方法が、安全で効果的な治療として多くの皮膚科で行われています。
③ レーザー治療・外科手術
赤みが強く残る場合には「Vビームレーザー」を照射したり、自然退縮後に皮膚のたるみが目立つ場合には将来的に小さな手術を行ったりすることがあります。
経過シミュレーション:初診から完治まで
いちご状血管腫の自然な経過(治療をしない場合)の一般的な時系列です。
- 【生後1〜4週(出現)】
皮膚に小さな赤い点や、虫刺されのような跡が現れます。 - 【生後3〜6ヶ月(増殖期)】
血管が活発に増殖し、赤く大きく盛り上がります。この時期に最も進行が早いため、お薬による治療を開始するならこの増殖期の前半がベストタイミングです。 - 【1歳〜7歳頃(退縮期)】
1歳を過ぎた頃から成長が止まり、中心から徐々に灰色や白色に色が抜け、ゆっくりとしぼんでいきます。小学校にあがる頃には、ほとんど平らになります。
- 【生後1〜4週(出現)】
よくあるご質問
- Q1. 引っ掻いて出血してしまったらどうすればいいですか?
- A1. 血管の塊なので血が出やすいですが、慌てないでください。清潔なガーゼやティッシュを当てて、指で「5〜10分間、しっかりと圧迫」すれば血は止まります。止まらない場合やただれている場合は受診してください。
- Q2. 診察に行く前に準備しておくことはありますか?
- A2. アザを見つけた日から現在までの変化がわかるよう、「定期的にスマホで写真を撮っておく」ことをおすすめします。大きくなるスピードが、治療方針を決める重要な判断材料になります。
- Q3. ステロイドの塗り薬を塗ってもいいですか?
- A3. いちご状血管腫に対して、一般的な湿疹のお薬であるステロイドの塗り薬はほとんど効果がありません。専用の治療が必要です。
- Q4. 赤ちゃんを連れて行くので待ち時間が心配ですが、Web予約は可能ですか?
- A4. はい、スマホから「24時間Web予約」が可能です。院内で泣いてしまったり、他の患者様の風邪をもらったりするリスクを減らすためにも、ぜひご活用ください。
- Q5. 巣鴨や田端からベビーカーで通いたいのですが、アクセスはどうですか?
- A5. 当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分です。バリアフリー設計ですのでベビーカーのまま院内にお入りいただけます。巣鴨駅・田端駅からは山手線でわずか1駅(約2分)と、小さなお子様連れでも通院しやすい好立地です。
口コミへのご協力のお願い
- クリニック名: 東京駒込皮膚科クリニック
- 住所: 東京都豊島区駒込2-15-8 駒込ビル2F(豊島区・文京区・北区の境界、駒込駅すぐ)
- アクセス: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」北口・5番出口から徒歩1分
- 予約方法: 24時間いつでもネットからWEB予約が可能
当院では、寝不足で辛い思いをされている方が「来てよかった、今夜から眠れそう」と安心していただけるよう、親身な診察を心がけています。もし当院の治療でお悩みが軽くなりましたら、励みになりますので、ぜひ[Googleマップへの温かい口コミ・レビュー]へご協力いただけますと幸いです。
この記事のまとめ
乳児血管腫(いちご状血管腫)は、生後間もない赤ちゃんの肌に現れる良性の赤アザです。約90%は7歳頃までに自然に目立たなくなりますが、顔の中心や目の周りなど「できた場所」によっては、機能障害や将来の深い傷跡を防ぐために、早期の飲み薬(ヘマンジオルシロップなど)による積極的な治療が必要です。東京駒込皮膚科クリニックでは、お子様のアザが「自然に待って良いものか、急いで治療すべきか」を専門医が正確に見極め、ご家族の不安に寄り添った最適な方針をご提案します。駒込駅徒歩1分、ベビーカー対応・24時間Web予約完備で通いやすい環境です。赤ちゃんの急に大きくなる赤いふくらみが気になったら、一人で悩まずにぜひ当院へご相談ください。