「ひじやひざの皮膚が赤く盛り上がり、表面に白いフケのようなかさぶたがこびりついている」「頭皮のかゆみとフケがひどく、黒い服を着るのが恥ずかしい」とお悩みではありませんか?それは単なる乾燥や湿疹ではなく、皮膚の細胞が異常なスピードで生まれ変わってしまう「乾癬(かんせん)」かもしれません。
こんにちは、東京駒込皮膚科クリニックの院長です。当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分にあり、豊島区・文京区・北区にお住まいの方に多くご来院いただいております。乾癬はその見た目から「人にうつるのではないか」と誤解され、一人で深く悩みを抱え込んでしまう方が非常に多い病気ですが、他人にうつる感染症では絶対にありません。 正しい知識と適切な医療で症状をしっかりコントロールできる時代ですので、諦める前にお仕事帰りなどにサクッと当院へご相談ください。
【秒速トリアージ】その症状、放置で大丈夫?今すぐ受診すべきサイン
皮膚の状態や全身の症状から、受診の緊急度を判定します。まずはご自身のお肌と体調をご確認ください。
【今すぐ受診】
- 皮膚の赤みが全身に広がり、体温調節ができなくなったり、発熱や強いだるさがある(重症化した「乾癬性紅皮症」などの恐れがあります)。
- 皮膚の症状に加えて、手足の指の関節が腫れて痛む、または朝方に体がこわばる(乾癬患者の約7人に1人が合併する「乾癬性関節炎(PsA)」の疑いがあります)。
- これまで使っていた強いステロイドの塗り薬を自己判断で急にやめたら、一気に全身に湿疹が悪化した。
【早めに皮膚科へ】
- 上記と同様
【様子見・早めの相談】
- ひじ、ひざ、頭皮、腰などに、境界のくっきりした赤い盛り上がりと白いかさぶたがあるが、関節の痛みや全身の体調不良はない。
- ※慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返すため、放置せず皮膚科での適切なコントロールを開始しましょう。
即回答!乾癬の「よくある疑問」
患者様からよくいただく3つの疑問に、結論ファーストでお答えします。
- 他の人にうつる病気ですか?家族と一緒にお風呂に入っても大丈夫?
絶対にうつりません。乾癬は細菌やウイルスによる感染症ではなく、体質や免疫のバランスの乱れが原因で起こる病気です。プールや温泉に入ったり、タオルの共有をしたりしても、ご家族やお友達にうつる心配は一切ありません。 - 完全に治る(完治する)薬はありますか?
現在の医学では、完全に乾癬の体質をなくす(完治させる)ことは難しいとされています。しかし、お薬や光線療法を適切に組み合わせることで、症状が全くないツルツルの状態(寛解:かんかい)を長期間維持することは十分に可能です。 - 頭皮のひどいフケ、市販のフケ用シャンプーで治りますか?
治りません。乾癬による頭皮のフケ(鱗屑)は、シャンプーで洗い流しても次から次へと角質が湧き出てくるため、皮膚科で処方される専用のシャンプー型塗り薬(コムクロシャンプーなど)やステロイド外用薬による治療が必要です。
- 他の人にうつる病気ですか?家族と一緒にお風呂に入っても大丈夫?
【専門医の解説】乾癬の原因とやってはいけないこと
乾癬は、皮膚の「ターンオーバー(細胞の生まれ変わり)」が通常の10倍近い異常なスピードで早くなってしまう病気です。まだ未熟な皮膚の細胞が次々と作られて表面に積み重なるため、皮膚が赤く盛り上がり(紅斑)、その上が厚い白いフケのようになり(鱗屑)、ポロポロと剥がれ落ちてしまいます。原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な体質に、ストレス、肥満、感染症、喫煙などの環境要因が加わることで免疫システムが暴走し、発症すると考えられています。
絶対にやってはいけない「禁忌」は、「白いかさぶたを無理に指でペリベリと剥がし取ること」です。乾癬には、刺激を受けた健康な皮膚に新しく乾癬の症状が出てしまう「ケブネル現象」という特徴があります。剥がしたり、ナイロンタオルでゴシゴシこすったりすると、症状がさらに拡大してしまいます。
当院のこだわりは、ただの「治りにくい湿疹」として見過ごさず、必要に応じて皮膚生検(組織検査)を行い、他の疾患と確実に鑑別することです。また、乾癬は肥満や糖尿病などの生活習慣病(代謝性疾患)とも深く結びついているため、お薬の処方だけでなく、食事や体重管理といった生活習慣へのアドバイスにも力を入れています。
【鑑別疾患比較表】乾癬と似た皮膚病の違い
「赤くてカサカサした湿疹」が出る代表的な病気の違いを表で確認しましょう。
病名 | 特徴・見分け方のポイント |
乾癬(かんせん) | 境界がくっきりした赤い盛り上がりの上に、厚い白いかさぶたが乗る。ひじ、ひざ、頭皮に多い。うつらない。 |
貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん) | コインのように丸く赤い湿疹。乾癬に比べてかゆみが非常に強く、初期はジュクジュクと汁が出やすい。 |
体部白癬(たむし・水虫) | カビ(真菌)の感染。中央が治りながら、周囲に堤防のように丸く広がる。顕微鏡検査(KOH)で判別。 |
アトピー性皮膚炎 | 幼少期から慢性的に繰り返す激しいかゆみ。顔や首、関節の内側などの皮膚が薄い場所に左右対称に出る。 |
菌状息肉症(皮膚リンパ腫) | 非常に稀な皮膚のがん。初期は普通の湿疹に見えるが、数年〜数十年単位で治らず徐々に広がる。要生検。 |
当院の「こだわりの治療」と処方の考え方
当院の乾癬治療は、症状の範囲や重症度、患者様のライフスタイルに合わせて段階的に治療を組み立てていきます。
① 外用薬(塗り薬)の治療(第一選択)
軽症〜中等症の場合は、炎症を抑える「ステロイド外用薬」と、皮膚の異常な増殖を抑える「活性型ビタミンD3外用薬」を組み合わせて使用します。現在は、この2つが1つになった非常に効果の高い配合剤(ドボベットなど)が主流となっており、塗る回数を減らしながら高い効果が期待できます。
② 光線療法(紫外線治療)
塗り薬だけでは追いつかない範囲や頭皮の頑固な症状には、特定の安全な紫外線だけを照射する「ナローバンドUVB(NB-UVB)療法」や、ピンポイントで照射できる「エキシマライト」が非常に有効です。外用薬と組み合わせることで、お薬の量を減らすことができます。
③ 内服薬(飲み薬)の治療
皮疹が広範囲の場合や関節症状がある場合は、新薬であるPDE4阻害薬(オテズラ)や、免疫を調節するシクロスポリンなどを処方します。
④ 注射薬(生物学的製剤)の相談
これらの治療でもコントロールが難しい重症例や、関節の変形が進む恐れがある重度の乾癬性関節炎に対しては、分子レベルで炎症をブロックする最新の「生物学的製剤(スキリージ、コセンティクスなど)」という注射薬の選択肢があります。高度な管理が必要なため、専門医の登録施設(大学病院など)と緊密に連携してご紹介いたします。
経過シミュレーション:初診から完治まで
配合剤(外用薬)と光線療法を組み合わせた場合の一般的な時系列のイメージです。
- 【初診〜最初の2週間(急性期)】
乾癬であると正確に診断し、適切な強さの配合外用薬の塗り方や、こすらないスキンケアを指導します。週に1〜2回、光線療法を併用することで、まずは激しいかゆみやポロポロ落ちる白いフケ(鱗屑)が劇的に減ってきます。 - 【1〜2ヶ月後(改善期)】
厚く盛り上がっていた皮膚が徐々に平らになり、カサカサが消えて赤みだけに変化してきます。肌のターンオーバーが正常化してきているサインです。 - 【3ヶ月以降〜(維持期)】
見た目はほぼツルツルの健康な肌(寛解)になります。ここで治療を完全にやめると再発しやすいため、塗る頻度を週に数回に減らしたり、マイルドなビタミンD3単剤に変えたりしながら、良い状態を長期間キープしていきます。
- 【初診〜最初の2週間(急性期)】
よくあるご質問
- Q1. 食べ物や生活習慣で気を付けるべき悪化要因はありますか?
- A1. 乾癬は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満といった「メタボリックシンドローム」があると明らかに悪化しやすく、薬の効き目も悪くなります。脂っこい食事や甘いものの食べ過ぎを避け、適度な運動で適正体重を維持してください。また、喫煙や過度の飲酒も大敵ですので、禁煙・節酒を心がけましょう。
- Q2. 毎日のお風呂で気をつけることはありますか?
- A2. 熱すぎるお湯(41度以上)は、乾癬のかゆみを急激に増強させてしまいます。ぬるめのお湯(38〜40度程度)に浸かるようにし、体を洗う際はナイロンタオルを使わず、石鹸をたっぷり泡立てて素手で優しく洗ってください。
- Q3. 爪の形が変わってきたのですが、これも乾癬のせいですか?
- A3. はい、乾癬は爪にも症状が出ることがあります。爪に小さな凹みができたり、分厚くなったり、先端が剥がれたりします(爪乾癬)。爪に症状が出る方は、将来的に「関節の痛み(乾癬性関節炎)」を合併するリスクが比較的高いため、関節に違和感があればすぐにお申し出ください。
- Q4. 待ち時間が長そうで心配ですが、Web予約は可能ですか?
- A4. はい、スマホから「24時間Web予約」が可能です。当院は平日の夜19時まで診療しておりますので、お仕事帰りでも待ち時間を減らしてスムーズに受診いただけます。
- Q5. 巣鴨や田端から通いたいのですが、アクセスはどうですか?
- A5. 当院は山手線・南北線「駒込駅」徒歩1分です。巣鴨駅・田端駅からは山手線でわずか1駅(約2分)ですので、定期的な処方や光線療法での通院が必要な乾癬治療において、非常に通いやすい好立地となっております。
口コミへのご協力のお願い
- クリニック名: 東京駒込皮膚科クリニック
- 住所: 東京都豊島区駒込2-15-8 駒込ビル2F(豊島区・文京区・北区の境界、駒込駅すぐ)
- アクセス: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」北口・5番出口から徒歩1分
- 予約方法: 24時間いつでもネットからWEB予約が可能
当院では、寝不足で辛い思いをされている方が「来てよかった、今夜から眠れそう」と安心していただけるよう、親身な診察を心がけています。もし当院の治療でお悩みが軽くなりましたら、励みになりますので、ぜひ[Googleマップへの温かい口コミ・レビュー]へご協力いただけますと幸いです。
この記事のまとめ
乾癬(かんせん)は、皮膚のターンオーバーが異常に早くなることで、赤く盛り上がった肌の上に厚い白いかさぶた(鱗屑)が乗る慢性の皮膚疾患です。他人にうつる感染症ではなく、遺伝的体質にストレスや肥満などが重なって発症します。かさぶたを無理に剥がすことは最大の悪化要因(禁忌)です。東京駒込皮膚科クリニックでは、最新の配合外用薬の処方はもちろん、効果の高い光線療法(ナローバンドUVBなど)を組み合わせ、患者様の生活習慣の改善も含めた二人三脚の治療で、ツルツルの肌(寛解)を維持するサポートを行います。駒込駅徒歩1分、24時間Web予約完備で通いやすい環境です。「治らない頭皮のフケや体のカサカサ」にお悩みの方は、一人で悩まずにぜひ当院へご相談ください。